目次
はじめに
写真は「構図が命」と言われています。
同じ風景写真でも構図一つで表現がガラッと変わることも珍しくありません。
カメラを始めたてのころは、目で見て感動した風景のはずが、写真ではうまく表現できないことが多いものです。
原因がわからないとフラストレーションがたまり、写真を撮ること自体が億劫になってしまいかねません。
風景写真は基本を押さえることで、見た目の印象が整います。
まずは基本を理解した上で、自分らしい写真を追求していきましょう。
それでは、基本的な撮影のコツ・ポイントを5つに分けてご紹介します。
上手く撮るコツ・ポイント①:場所選び
このポイントは最も重要なのですが、意外と忘れられがちです。
みなさんは、駅構内にはられた広告など生活の中で多くの風景写真を目にしています。
これまで誰も見つけることができなかった華麗な風景をあなたが最初に見つけることは非常に難しいです。
カメラを始めたばかりのときは、プロカメラマンがこれまでに見つけてきた最高の風景写真が撮れるポイントが近所にないか調べてみましょう。
そこではアマチュアも含め多くの写真家が撮った構図を目にすることができます。
それらの構図を頭に叩き込んで、場合によってはその構図を撮影できるスポット情報を入手してから、撮影に出かけるようにしましょう。
上手く撮るコツ・ポイント②:左右対称
構図の1つ目の基本として「左右対称」を意識して撮ってみましょう!
左右対称にすることによって、中心に被写体があれば被写体がより際立った写真に仕上がります。
人はアシンメトリー(左右非対称)に違和感を持つ特性があるので、シンメトリー(左右対称)の構図を作ることができる撮影スポットを足で探してみましょう。
上手く撮るコツ・ポイント③:水平線
風景写真にほとんどの場合、水平線または地平線が構図に入ります。
このとき、水平線が斜めになっていると写真のバランスが崩れてしまいます。
特に、風景の手前に被写体がいて被写体を基準に撮影した場合、水平線が斜めになってしまいがちです。
水平線は必ずしも海というわけではなく、建物がつくりだす横線や模様による横線、窓枠なども含みます。
これを意識するだけでも、格段に風景写真の印象がよくなります。
そして、これが当たり前になると、SNSでの他人の投稿写真をみたときに、水平線が曲がっていることが気になって仕方がなくなります(笑)
上手く撮るコツ・ポイント④:三脚を使う
三脚の最大の目的は「固定による手ブレ防止」です。
夜景などを撮影する場合、シャッタスピードを遅くするためにどうしても手持ちだちブレが発生してしまいます。
三脚は夜のシチュエーション(夜景・星空)では必須なことは言うまでもなく、海や川や滝の水の流れを表現する上でもシャッタースピードを遅くするため必須となります。
また、日中の撮影でも三脚を使えるシーンでは三脚を使用します。
プロの風景写真家で三脚を使用していないひと見たことはありません。
上手く撮るコツ・ポイント⑤:被写体を入れる
被写体とは必ずしも「人」である必要はありません。
遠くにある小さな納屋や協会、海では灯台などを構図に加えます。
被写体を構図に組み込むことで、より奥行きのある写真が生まれます。
上手く撮るコツ・まとめ:
風景写真では、基本の構図を押さえることで、初心者でも上手な写真を撮ることが可能です。
カメラを始めたばかりの頃は、闇雲に撮影しても満足いくものがなかなか撮れません。
プロがとった写真を模範していくことで、少しずつ自信がつき、そして写真のテクニックが上がっていきます。
まずは、いかに再現性を高く同じような写真を撮れるか研究してみてはいかがでしょうか。